2本のいちょうの木があるお寺の参道が今年も黄色のじゅうたんにおおわれた。
どちらかというと陰な感じの参道がこの時期だけパッと明るくなる。
いちょうの樹主催の祭りの1週間である。
樹の高さは優に10mを超え、この界隈でも珍しい大木である。
樹の南側と上半分くらいが黄色く色づき、下のほうはまだうす緑の葉が残っている。
いちょうの葉を踏みしめながら歩いていると、足元に一匹の蜂、
黄色い葉の上で事切れている。
手長蜂に見えるが、よく見かける手長蜂より二周りくらい大きい。
うす黄色の葉のうえに、濃い山吹色とこげ茶色の蜂。
女王の死を悼む蜂たちの弔いのあとなのか、蜂の周りだけが夕日を浴びて
黄色のトーンが光って見えた。
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